イカしたギャルと私の初体験

昔話である。ギャルと果たした私の初体験話だ。
御多分に漏れず、私も十代では自分の性欲を持て余していたように思う。彼女も出来ないものだからオナニーばかりしていた。しかし、それも仕方のないことであり、練習にはなったのかも知れない。

二十歳を超えて、ようやく私にも彼女と呼べるような恋人ができた。彼女は十九歳、キュートな可愛い系の娘で、芸術的なセンスとポップな感性の同居したような、イケてる娘だった。

いつも、軽い驚きのようなセンスのいい格好をして、私の目を楽しませてくれた。都内のとある美大に在籍していた。松任谷由実の初期のころからのファンであり、良き理解者であった。そこにも彼女のセンスの良さが光ってい
たと思う。

初体験

私も、早く彼女を抱きたかったし、彼女自身もすでにそのことを覚悟していた。ごく自然に二人は裸になって、求めあったのだった。

はじめに、私は裸の彼女を立たせて、その下から見上げるようにその局部に唇を寄せた。その時、かすかにミルクのようなさわやかな香りがしたことを今でもよく覚えている。

彼女の身体に関する、私の最初の思い出はその香りである。

いい女だった

彼女はとても感性豊で、すぐに性感も向上した。しばらくするうちにとてもいい声で鳴くようになった。そしてそれは私を益々興奮させて、若さに任せて何度も交接し、喜び合ったものだ。

後ろからの挿入にも、彼女は歓喜の声で応えてくれてみるみるうちにいい女になっていくのだった。まだギャルのピチピリな身体とはおよそ似つかわしくない強い性感が彼女の中には育っていたのだ。

別れは突然に

神が我々に嫉妬したのかも知れない。別れは突然にやってた。その日彼女の髪型はそれまでとはがらりと変わっていて、その変化とともに彼女はまるで別人に変わってしまったように見えた。

その時の彼女には取り付く島もなく、私には、なすすべもなかった。実は、私には今もその時の別れの理由が解らないままなのである。そして時は流れ、彼女の消息さえわからないままである。

「男は過去の思い出に生き、女は今に生きる」と言われる。彼女はもうすっかり私のことなどわすれて、今に生きているのだろうか。その言葉のとおり私には思い出だけが残った。この先、何か奇跡はやってくるのだろうか。

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